各位
日頃、共生社会のために御尽力下さり、誠にありがとうございます。NPO法人TAEの高野です。1999年創設以来、2002年には内閣府認証を受けたNPO法人として、外国人留学の生活支援を行ってまいりました。
さて、標記につきまして、楽天株式会社に対して申入れを行いました。事実経過につきましては下記の通りです。御取材、報道のご協力の程、宜しくお願い致します。
当会メルマガ会員からの情報提供で、楽天トラベル株式会社が運営するサイトに「外国人不可」の表示があることがわかりました<参考リンク1>。 当会独自調査でさらにもう一件が判明し<参考リンク2>、当該表示のある二つの宿泊施設に対して申入書(2006年5月28日付)を送付しました。
いまだ応答はありません。
まず楽天トラベル株式会社に申入書(2006年6月12日付)を送付しましたが、反応がなく、1週間後6月19日付で申入書を送付したところです。
ちなみに、同様のHPやパンフレットなどでの差別表現について、最近、警視庁に申入れを行いましたが、当庁においては申入れ後すみやかに改善が行われました。その経緯について以下に記します。
2006年5月6日、メルマガ読者から東京都のHPやパンフレットに「色の黒い男性が戯画的に扱われている」こと を訴えるブログがあり、「看過できない」「何かできないか」というメールが届く。TAEで調査したところ、東京都の部署というのは警視庁であり、地震などの震災への冷静な対応を啓発する内容だった。
そこで使われているイラストは確かに指摘の通りであった。唇が赤く大きく強調された色の黒い男性が震災時にデマを 流したり(その後、目の色が青く金髪の、ネクタイ姿の中高年男性から怒られ、ペコペコ頭を下げる)、電車に窓か ら乗り降りしようとして駅員から注意されるなど間違った、愚かしい言動はすべてアフリカ系アメリカ人に似せた肌の黒い男性が演じていた。
2006年5月15日、警視庁広報担当部局に宛てて「地震のときはこうしよう」パンフレット及びWebサイト英語版での人種差別的なイラストの変更について(申し入れ)」という文書を郵送した。内容は、「震災時に冷静な対応を外国人都民含めて伝えようとする意図は評価するが、人種差別的なイラストを使用していてはかえって偏見を強めることによって震災時にも悪影響を及ぼすことになり逆効果ではないか」というものだった。
数日後、警視庁から「話したい」と何度かTAEに電話がかかってきたが、公文書での対応を求め続けた。
2006年5月30日付け警視庁警備部災害対策課長名の公文書による回答が来た。
「誤解の受けるおそれのある挿絵につきまして全て差し替えを行い、5月15日から改めてホームページに掲載いた しました」
「本震災広報誌は、(中略)本年度につきましても現在作成中でございますので、貴方様からの貴重なご意見を踏まえまして、新たな震災広報誌を作成したいと思います」(以上警視庁文書より引用)
以上の通り、警視庁の件ではわずか1ヶ月足らずで解決を見ました。一方、今回の楽天のケースでは何の反応も見られず、公表せざるを得ないと判断しました。
よろしく御取材の程、重ねてお願い致します。